独身な貴族になれるかな・・・

30代独身のナマケモノ野郎が貴族な独身を目指す日々を綴ります。

山本"KID"徳郁

もう0時を過ぎたので昨日のこととなるが、仕事中一息つこうとiPhoneを取り出したところ、山本"KID"徳郁が亡くなったというニュース速報を目にした。

自分より5歳ほど上の方、つい最近がん闘病中であることを公表したばかり、まさかと思った。

軽量級の時代を到来させた男だった

自分が中学生のころにK-1が生まれ、それからしばらくするとPRIDEが誕生したのが90年代後半。気が付くとテレビでは格闘技のイベントの放送が当たり前になっていた。

当初はピーター・アーツアンディ・フグアーネスト・ホーストマイク・ベルナルドジェロム・レ・バンナといったK-1のヘビー級ファイターが人気を博し、その後桜庭和志がどかんと人気になり、あわせてヴァンダレン・シウバや吉田秀彦などのミドル級ファイターも出てくる。もちろんPRIDEであれば、エメリヤエンコ・ヒョードルアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラミルコ・クロコップのヘビー級BIG3も忘れてはならない。

そんな当初はヘビー級やミドル級(90KG以上だったかな)といった比較的大きいサイズのファイターたちが人気だったが、徐々に流れが変わってきたのが魔裟斗がK1 World MAXを獲ったぐらいか。徐々に軽量級の試合もフィーチャーされはじめてきた。

そしてその流れを確実にしたのが、2004年の大みそか魔裟斗VS山本”KID"徳郁の試合だった。

立ち技のみという、キックボクシングの魔裟斗圧倒的有利なルールにも関わらずかかんに攻めて1Roundでいきなりダウンを奪う。あのときの会場の雰囲気は、数ある大みそかの格闘技イベントでもNo1であろう。その後立て直した魔裟斗が判定で勝ったものの、終始攻め合った二人の試合は今でも語り継がれる名試合となった。

その後、あらゆる格闘技イベントでも軽量級にスポットが当たり、HERO'sだとKID、須藤元気宇野薫所英男などが、PRIDEであれば五味隆典川尻達也石田光洋などがいた。

今あげたのはすべて日本人。軽量級だけをみると、こんなにも素晴らしいファイターが各々の特徴を生かして戦っていた。もちろんそれに素晴らしい外国人ファイターも入ってくる。本当に当時は軽量級の格闘技が楽しくてしかたなかった。
そしてそんな時代を創った一人として、山本”KID"徳郁の名が語り継がれるのは間違いないはずだ。

アンディ・フグ逝去の時のような喪失感である

自分が高校3年生だった2000年、K-1王者にもなったアンディ・フグが急死した。当時から格闘技ファンであった自分はしょっちゅう学校でかかと落とし(全然足あがらないけど・・・・)やフグトルネードを友達にやってたものだ。
それだけに相当衝撃を受けたのだが、今回のKID死亡も同じくらいの衝撃、喪失感である。

一時代を築き、男なら誰しもが憧れる強さを持った人間でさえも、病魔というのは襲いかかる。そんなに年齢も離れてないだけに、自分だってどうなるかわからないということを改めて感じてしまう。一度人間ドックなりがん検診なり、ちゃんと受けてみようかなと思ってしまった。

本当に、心からご冥福をお祈りします。